http://treeware.jp-help.net/tw01/ | Ver. 3.4.2, 2005-04-17
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TREE-WARE 活動のご案内 |
「クリックだけ!」のサイト内検索ページ“サイトバイザ”[#BSTV] |
音読ソフト用代替ページをご用意しました。
この リンクを クリックして ください |
● はじめに ● 概要 ● 他ページへのリンク ● このサイトへのリンクは ● [#COCO] について ● 余談 ● 作者(問い合わせ先)
テレビやビデオなどのリモコン,その他の製品のスイッチが押せない 使いづらい | おもちゃやラジカセなどの操作に,動作上むずかしい点があって, 使えない | パソコンの「押しっぱなし」や「押しながら」操作ができない, マウスが使えない | ソフトやインターネットの設定ができない, どう使っていいか分からない | |
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押す,引く,傾ける,握る,声で使う,大きな, 小さな……スイッチを作ったり |
TV や VTR のリモコン,おもちゃやパソコンを, そんなスイッチで操作可能にしたり |
マウスのドラッグやダブルクリックなど, 特定の動作をする装置を作ったり |
パソコン,インターネットの設定, 操作指導をしたり,簡単なソフトを作ったり |
◆ 対象 | 主に障害者/障害児やその周辺の方々 (ご家族,セラピスト)などですが,状況により,一般の方や, 各種団体/法人からのご相談にも応じています。 なおご利用の際は,ぜひ〈ご依頼時の注意〉 についてご理解いただきたいと思います。 | |
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◆ 費用 | 30 分=\1,200 を基に,部品代, 交通費など諸経費を加算して決めます。 具体例については,〈詳細と具体例〉 をご参照ください。 | |
◆ 内容 | からだの障害や,機能の制限によって生じる, 日常の様々な技術的問題への対応。たとえば,押す面の大きなスイッチや, 握って使う小さなスイッチを作ったり,そのスイッチでテレビのリモコンや おもちゃを操作できるように加工したり,障害に対応させてパソコンを 設定したり,操作指導するなど。具体例については, 〈詳細と具体例〉をご参照ください。 |
このサイトへのリンクは,ご自由にどうぞ。ただ,なるべくこの「トップページ」をリンクしていただけるとありがたいです。また,お好みで,以下のバナー画像をご利用ください。
埋め込みタグは以下の通りです。
画像内にある日付は,最後に中規模以上の更新があった日を記載することにしていますので,リンクを入れたい場合に,画像をページに貼り付けるのではなく,参照している URL(赤い文字の部分)だけを指定することで,リンクしたページから更新状況を確認できるようになります。簡単に言うと,上記 <……> のテキスト部分をそのままページのソースに貼り付ければそのようになります。
ところでこの方法,ある意味「バリアフリー」にもなるのではないかと思うのです。◆ 使用上の注意
とはいえ,別にそのようなサービスをプロバイダのサーバ側で提供してくれるようになったワケではありませんから,いろいろと限界もあります。以下のような点にご留意の上,お使いください。
- Java Script を使用していますので,ブラウザの Java Script が有効になっていないと,機能しません。
- 「インターネット・エクスプローラ(IE)5」と,「ネットスケープ・ナビゲータ 4.7」で動作確認していますが,これ以外,特にこれより前のバージョンでは,利用できない可能性があります。IE 4 ではダメみたいです。(2004-10-26 追記)
- 「お気に入りに追加…」あるいは「ブックマークを追加…」といったメニュー項目を選択すると,表示されているページの「アドレス」が記録されます。ですから,たとえ COCO を利用して表示されたページでも,その COCO に割り当てられた「ジャンプ先の」アドレス……つまり,変更される可能性のあるアドレスが「お気に入り」に追加されますので,ご注意ください。該当リンクの位置で右クリックして表示される「アプリケーション・メニュー」から「お気に入りに追加…」を選択するようにするといいでしょう。
このサイトの記事を見た人から,「その記事があるアドレスは,どこですか?」と聞かれたら,この記号を示して「ココです!」と教えましょう! (コレが言いたかった!
ま,ひとつの「ココろみ」ということで……しつこいですか?
「融通」は,字面から「ゆうづう」だと思っていたら,「ゆうずう」みたいですね(広辞苑)。「づ」は旧仮名使い扱いになってました。
いざ接続して起動すると,「ハードウエアの一覧」にディスクが1台増えていたので,「装置が接続された」という「認識」はしている。ところが,「マイ・コンピュータ」内のアイコンは増えていない。これでは「ハードディスク」の役は果たせない。
「もしや……」と思い,“FDISK”を実行。(スミマセン。以降しばらく,よくわからない「専門用語」は読み飛ばしてください)DOS 領域を作成して再起動したところ……お! キチンとドライブが表示されました。フォーマットをかけて再び再起動。プロパティを見ると,
容量: 234MB
「少なっ!」……まぁでも,ちゃんと「読み書きできる」状態になりました。それに「バックアップ」だったら,必要最小限のファイルを圧縮して収納するようにすれば,役に立たない容量じゃない。変更の必要ない「記録ファイル」や,デカいファイルは,CD-R に取り出してしまえばいい。
しかし,いかんせん,取付け金具がなかったうえ,パソコン内に「仕切り」なんかあって,引き回すケーブルの長さが足らず,結局「内蔵させる」のは断念しました。
「おや?」と思われる方もいるかもしれません。確かに,たいていは「実装場所(『ベイ』と呼ばれたりします)」が用意されていれば,その近くまでケーブルがきているものです。実際そうだったのですが,じつはそのハードディスク,元々 Mac で使われていたものなのです。というと,やはり「えっ?!」と思われる方もいると思います。そう,Mac と Dos/V のハードディスクは,インターフェイス(接続の規格)が異なり,そのままでは接続できません。Mac で使われているのは SCSI(「スカジ」と読んだりする)と呼ばれる規格ですが,じつは私のパソコンにはそれも追加で実装済みで,内部で接続できるようになっていたのです。つまり,内部の「仕切り」は,元々の接続規格なら邪魔になるハズないのですが,追加実装した SCSI 接続装置からは迂回する必要があり,手元のケーブルでは短かった……というワケです。
それにしても,「金具がない」とか「ケーブルの長さが足りない」などといった物理的な事情さえなんとかなれば,Mac と Dos/V……元々異なる接続規格の装置でも,使えてしまうワケですよ。これがひと昔前の「機械」だったら,微妙な機種/規格の差で,使えなくなってしまったりしたものです。ある意味,現代の情報機器は「融通が利く」ようになったものだなぁと,感心してしまいました。一方「人間はどーだろーか」と考えたら……ちょっとため息が出そうになりましたね。
少し前,ある方のある作業を見せてもらいました。その内容とは……
……これを,1週間に一度程度,チマチマと行っているのだという話。見るからに,あまりにもたいへん。
- インターネットに接続し,メール・サービスのページにログインする。
- フロッピーを開き,その日の日付けを名前にしたフォルダを作成する。
- 新着メールを表示させる。ここで何度か読み込みが中断することがあり,その度に「更新」ボタンを押して,最初から読み直す。
- ワープロソフトで新規文書を作成する。
- メール・サービスの画面から,タイトルと本文を文書に貼り付ける。
- 文書全体を 24 ポイント程度の大きな文字にする。
- その文書を,差出人の名前で,フロッピーに作ったフォルダに保存する。
- 印刷する。
- 3〜8 を,新着メッセージの人数分繰り返す。
じつはこの「面倒な作業」をしているのは,療育施設の療法士の方。もちろん,本人がメールのやり取りをするのに,そのような作業をする必要はありません。このメールのやり取りの本人は,その施設の入所者で,普段は少し離れた部屋で,パソコンをお使いになっている方。
でも,パソコンを使える方だったら,べつにわざわざ離れた部屋にいる先生がする作業でもなさそうな気もします。ところがその方の部屋では,「電話が使えない」らしいのです。施設備え付けの電話はもちろん,「医療の現場」ですから,携帯電話や PHS も,「病院用」に製造されたものでないと使えません。つまり,その方のパソコンのある部屋から「ネット」のできる環境は,ことごとくツブされているのです。「公衆電話くらいあるだろう……」と思った方はスルドい! そう,最近の公衆電話には,モデムを接続するモジュラジャックが付いて……いない! のです,その施設の公衆電話には!
結果として,パソコンがあって,プロバイダへの外線接続を許されているその先生の部屋だけが,メールをやりとりできる唯一の場所。もちろん,LAN などの通信設備はありますが,それは「情報漏洩」などの点からみても,接続は危険。となれば,とりあえずは多くのパソコンに設置されている「フロッピー」と,コンピュータなしでも読める「紙」だけが,その方のメッセージを伝達する媒体(ばいたい:個人的には,この字で「メディア」と読むこともある)だというワケです。
そりゃあ「事情」も多々あるでしょう。「外部接続できるようにすれば済む」といった単純な話ではないと思います。前述の「情報漏洩」や,同じ部屋の他の入所者との格差,故障時の対処……。でも,どれも「解決しないからと言って後回しにできない問題でもない」ンじゃないかとも思います。「情報漏洩」などは,これも前述どおり,施設の LAN に接続をしなければいい話ですし,「ネットしたい人」だけ,接続できるよう整備した特定の部屋に集めることも「絶対できない」ことでもないよーな気がします。故障については,私はその施設で,何度か個人的に調整を頼まれたりしています。つまり,「ちょっと詳しい人」が見れば済む場合もあり,それでダメだった時,業者に修理に出すことを考えればいいだけの話です。
「施設」という,ある意味「外部と隔てられた空間」で生活しなければならない方々こそ,そういった「外部とのコミュニケーション手段」は不可欠。それでも「メールさえできるようにしない」のでは,状況的に,単なる「イヂワル」と区別がつきません。そのような施設の責任者は,もっと融通が利かないと,「入所者の『生活の質』や利便性,人員の有効活用」の向上など図れないのではないかと思うのですがねぇ……。
さて,一方私は,ちょーど「ワード」のマクロなどで使われている「VBS(ビジュアル・ベーシック・スクリプト)」の使い方を憶えたいと思っていたところだったので,「練習」の意味で,それらの作業をなんとか簡単にするものができないか考えてみました。
いろいろ調べながら試しているうち,前述の箇条書きにした操作項目の 2,4,6〜8 を,ボタン1つで処理する「フォーム」ができあがりました。
具体的には,まずその「フォーム」が組み込まれている文書を開くと,「タイトル,差出人,内容」という3つの記入欄のある画面が現れます。ホームページなどにも時々見られる,その「記入欄」のことを「フォーム」と言います。そしたら……
これだけで,予め指定した場所……この場合は「フロッピー」に,その日の日付けのフォルダが自動で作られ,フォントも大きくされて,「差出人」に記載した名前で文書が保存されます。あとは,人数分「コピー & ペースト」してボタンを押せばいい……といったよーな「マクロ」ができたのです。のちに,自動で印刷する機能も付加しました。
- 各欄に,それぞれ該当する項目を,メール・サービス画面から「コピー & ペースト」。
- 下にある「文書作成 & 保存」というボタンを押す。
昔の「ワープロ」では,購入したものに元々ある機能「以上」のことをさせるのはまず不可能でした。ところがこのように,最近の一部のソフトにある,「マクロ」と呼ばれる,一種の「プログラム機能」を使うと,自分にあった機能を作り,付加させることができます。
特に「ワード」などに使われる VBS は,柔軟かつ細かい設定が可能なもので,この使い方を知っていると,自分なりに「機能アップ」をすることが可能で,スゴく便利! たいへん融通が利くようにできているわけです。
でも何で「マクロ」みたいな機能が必要になるのかと言えば,その分「人間の側」に融通が利かないから……なのかなぁ,と思うと,ちょっと悲しくなりますね。療育施設を運営する側が,その入所者の部屋からのネット接続を許さないがために,「マクロ」の出番になったと……。
使わなくなった Mac から取り外したハードディスクを,接続規格の異なる Dos/V パソコンに接続し,「機種の違い」を越えて活かすことができてしまう一方で,世界のどこかでは「考え方が違う」とかいう理由で,「人間同士」で殺し合いしていたりするワケですよ。
そのハードディスクの作業中,テレビのニュース(といっても,テレビ音声の入るラジオで聞いていたのですが)では,「育児休暇の採用促進」の話題が流れていた。いつもどおり,「企業に利用を働きかけて行く」といった話でしたが,それにしても,「少子高齢化」の問題共々,いったいいつまで同じ議論をしているのでしょうか。別に「療育施設」でなくたって,「運営者」の融通のなさはどこも一緒。「働きかけ」ったって,せいぜい「お願い」みたいなビラを配布する程度のことでしょ。それで,長い間の懸案が「(こんどこそ?)改善する」と考えているのだろうか。なぜ具体的に「補助金」などの「推進制度作り」のような方向に動けないのか……と言えば,やはり「役人」も「政治家」もまた,融通が利かない人たちでした。
「少子高齢化」を問題にしている一方で,「定率減税」を廃止し,子育てや介護が必要な家庭の負担を増やす。経済がデフレにあえぐ中,「税込み表示」を義務化して,「値札」を替えるのが負担となる小売店は,泣く泣くその「消費税分」売価を下げる。過去にも,経済の更なる冷え込みが懸念されている中で,消費税が 3% から 5% に引き上げられた時,その「懸念」が「現実」となっている。たしか当時の総理大臣の
私のパソコンは,少し奥まったところに設置してある。だから,ハードディスクを取り替えようと思ったら,手前に並んでいる本などを少し出す必要がある。それらの本の中に,以前読んだ
「人間を幸福にしない日本というシステム」
原題(?): The False Realities Of A Politicized Society
カレル・ヴァン・ウォルフレン 著/毎日新聞社/1994
というタイトルの本があった。マサにその通り! 幸福になろうと思ったら,政治家,役人,その他「融通の利かない人々」と,いかに「まともに渉り合わずに過ごすか」が,鍵になると思っている。
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