総合案内(この頁) 詳細と具体例 ご依頼時の注意 絵文字による意思伝達 傾けるとオンになるスイッチ 洗濯バサミと紙で作るスイッチ 一部未具体化のスイッチ案 無人ご相談窓口「サイトバイザ」 「かします娘!」 【活動報告】意志伝達装置,マウス加工,握りスイッチ 【活動報告】複数押しボタン,ジューCスイッチ 【活動報告】簡単ドシロウト小細工特集 【活動報告】ゲームをしたい!! おんどくソフト および てんじいんさつよー テキストページを よびだす にわ この リンクを クリックして ください
http://treeware.jp-help.net/tw01/ Ver. 3.4.2, 2005-04-17

(↑ 実家のもう一匹のネコの写真。私は「デブ」と呼んでいる。 ニラメっこでもしてみてください。
右端に見える足は,前回の写真のネコ「チビ」。)

 

TREE-WARE 活動のご案内
SINCE 1995


「クリックだけ!」のサイト内検索ページ“サイトバイザ”[#BSTV]
音読ソフト用代替ページをご用意しました。
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● もくじ(このページの)

● はじめに    ● 概要    ● 他ページへのリンク    ● このサイトへのリンクは    [#COCO] について    ● 余談    ● 作者(問い合わせ先)

● はじめに

服に「オーダーメイド」があるように,機械や器具も,使う人に合わせられないのか……そんなふうに考えたことはないでしょうか。特に,身体が不自由な方やその周辺の方々にとって,日常使うモノでは,ちょっとした不便さも大きな問題です。たとえば以下のような悩み,「どーせ『業者』は相談に応じてくれない」と,あきらめていませんか。

テレビやビデオなどのリモコン,その他の製品のスイッチが押せない 使いづらい おもちゃやラジカセなどの操作に,動作上むずかしい点があって, 使えない パソコンの「押しっぱなし」や「押しながら」操作ができない, マウスが使えない ソフトやインターネットの設定ができない, どう使っていいか分からない
 TREE-WARE は,個人による,個人のための「エンジニアリング」活動です。
たとえば,上記のようなご相談を受けたら……

押す,引く,傾ける,握る,声で使う,大きな, 小さな……スイッチを作ったり

TV や VTR のリモコン,おもちゃやパソコンを, そんなスイッチで操作可能にしたり

マウスのドラッグやダブルクリックなど, 特定の動作をする装置を作ったり

パソコン,インターネットの設定, 操作指導をしたり,簡単なソフトを作ったり

……しています。

 メカ的なことが分からずに困った時,「何をどうすればいいか」なんて,一人で悩んで解決できるものではありません。でも「業者」じゃとりあってくれそうもないコトってありますよね。「ちょっとキカイに明るい人が居てくれたら……」と感じた時は,とりあえず「ダメもと」でご連絡ください。まぁ個人活動ゆえの「限界」もありますが,「業者」ではないぶん,お気軽にご相談ください。

 

● 概要

   ◆ 対象 主に障害者/障害児やその周辺の方々 (ご家族,セラピスト)などですが,状況により,一般の方や, 各種団体/法人からのご相談にも応じています。 なおご利用の際は,ぜひ〈ご依頼時の注意〉 についてご理解いただきたいと思います。
◆ 費用 30 分=\1,200 を基に,部品代, 交通費など諸経費を加算して決めます。 具体例については,〈詳細と具体例〉 をご参照ください。
◆ 内容 からだの障害や,機能の制限によって生じる, 日常の様々な技術的問題への対応。たとえば,押す面の大きなスイッチや, 握って使う小さなスイッチを作ったり,そのスイッチでテレビのリモコンや おもちゃを操作できるように加工したり,障害に対応させてパソコンを 設定したり,操作指導するなど。具体例については, 〈詳細と具体例〉をご参照ください。

 

● 他ページへのリンク

◆ 詳細と具体例 [#DDTL]
TREE-WARE の活動の詳しい内容を,実際の具体例をまじえてご紹介します。

◆ ご依頼時の注意 [#DGOI]
製作や加工の依頼,ご相談をいただくうえでの留意点を, 理由を挙げて説明します。

◆ 「サイトバイザ」 [#BSTV]
関連する「キーワード」を考えなくても,クリックだけで, このサイト内の記事が探せるようにした「無人ご相談窓口」。

◆ 活動報告「enable 1」
enable は,特にご意見を賜りたいと考えて書いた記事をまとめたものです。 enable 1 は,以下の3つについての記事です。

◆ 活動報告「enable 2」
enable は,特にご意見を賜りたいと考えて書いた記事をまとめたものです。 enable 2 は,以下の2つについての記事です。

◆ 活動報告「enable 3」 ドシロウト小細工特集
enable は,特にご意見を賜りたいと考えて書いた記事をまとめたものです。 enable 3 は,以下の7つについての記事です。特集として,あまりキカイに詳しくない素人でもできそうな「ちょっとした工夫」を中心にとりあげました。

◆ 活動報告「enable 4」 ゲームをしたい!!
enable は,特にご意見を賜りたいと考えて書いた記事をまとめたものです。 enable 4 は,ゲーム・コントローラについての加工や工夫について中心にまとめました。

◆ ジューCスイッチの作り方詳細 [#HJUC]
enable 2 で公開した「ジューCスイッチ」は,好評につき, その作り方の詳細を公開しました。 加工の仕方ばかりでなく,部品の調達方法なども,詳しくご説明しています。

◆ 「アイコン・コミュニケータ」 [#BICM]
アイコン(絵文字)を並べて意志伝達をするためのツールです。 言葉の不自由な方のために制作し,実際に利用しています。 ご意見等を受け付けるほか,カスタマイズも承ります。 実用になるようでしたら,ぜひお使いください。

◆ 「押さない」スイッチ各種
「押しボタン」が苦手な人のために試作したスイッチ3種類です。

◆ 「棒スイッチ支持具」のアイデア [#HBWS]
現場でよく利用される,オムロン製「棒スイッチ」を簡単に支持するアイデア。

◆ 未具体化スイッチ装置案
まだ具体化していないスイッチや,装置の試案。ベッドでパソコンを使う方法。

◆ 貸出しサービス「貸します娘!」 [#DRNT]
これまで製作してきた自作品や,リフォーム品,また,あると便利と思われる既製品など,お貸しいたします。詳細は,該当のページをご覧ください。

◆ 質問箱(お問い合わせコーナー)
お問い合わせ用フォーム(ページ)です。メール・アドレスのない方でも, 作者あての質問やご意見などを送信できます。

 

● このサイトへのリンクは

 このサイトへのリンクは,ご自由にどうぞ。ただ,なるべくこの「トップページ」をリンクしていただけるとありがたいです。また,お好みで,以下のバナー画像をご利用ください。

TREE-WARE バナー

 埋め込みタグは以下の通りです。

<IMG WIDTH=128 HEIGHT=32 BORDER=0 ALT="TREE-WARE" SRC="http://treeware.jp-help.net/tw01/TW_BAN.gif">

 画像内にある日付は,最後に中規模以上の更新があった日を記載することにしていますので,リンクを入れたい場合に,画像をページに貼り付けるのではなく,参照している URL(赤い文字の部分)だけを指定することで,リンクしたページから更新状況を確認できるようになります。簡単に言うと,上記 <……> のテキスト部分をそのままページのソースに貼り付ければそのようになります。
 

[#COCO] について(SINCE 2004-02-02)

   (この記事の COCO は [#DCOC] です)
 [#COCO] とは,「内容指向符号」とでも言いましょうか……。
 日々増大する情報を扱うために,次々と最新鋭のサーバに入れ換え……ているのかどうか知らないけど,ユーザの迷惑も省みず,ポンポンとサイトを引越す企業のアドレスに,「振り回された!」といった思いを抱いた方はいないでしょうか? あるいは,以前見た記事を探して,同じサイトまでたどり着いたものの,さてそのどこにあったのか……「何て『キーワード』で検索したら出て来たンだっけ?」てな経験をした方もいるのではないでしょうか?
 一方,私のサイトはすでに「手狭」で,無料で使える領域もなくなりつつあります。とは言え,企業とは違いますから,サーバや領域の拡大など勝手にできないし,だからと言って,プロバイタに容量の追加を申し込むと,けっこう高くつきます。こんな場合,他の企業などから無料で提供されているホームページ・エリアを借用するなどすれば,費用をかけずに情報を増やしていくことは一応可能ですが,「アドレス」が異なってしまいます。たとえば,既にある記事に盛り込みたい追加事項がたいへん大きなデータだった場合,ページごと広いエリアに「引越し」すると,それまでそのページに向けていたリンクや,「お気に入り/ブックマーク」などに入れていたアドレスは,意味がなくなってしまいます。もちろん,古いアドレスからジャンプするようにしておけばいいわけですが,そのような「引越し」を数回繰り返していると,「新たなアドレスの参照」のみのページを繰り返しダウンロードする……といった,ブラウザにとって無意味な読み込みが増えていきます。
 そうでなくても,サイトを分かりやすく「再構成したい」といった状況は起こりうるわけで,そのような時に,「ページ」ではなく,そこに含まれる「記事」を,部分的に移動したくなる可能性もあります。結果的に,こんな小さなサイトでも,「企業並」に見る人を振り回してしまうことになりかねません。今後も,やらないワケにはいかない「リニューアル」の前に,なんとかいい方法はないかと,考えていたわけです。
 そこで思いついたのは,最初のうちから,「ページ」ではなく,「内容」を指す「符号」を決め,ベースとするアドレスからその符号の「記事」にジャンプするような仕組みを作れないかということです。これが「内容指向符号」“Contents Oriented Code”……略して“COCO”と呼ぶことにした符号です。
 というわけで,今後このサイトで追加/更新される記事には,極力,この符号を個々に割り当て,表示するようにします。そして,リンクや,見出しの直後あたりに [#XXXX] という記号を見つけたら,それは該当の記事が,

http://treeware.jp-help.net/tw01/#XXXX

といったアドレスで呼び出せることを意味します。たとえば,今お読みのこの記事は,以下のアドレスで直接呼び出せます。

http://treeware.jp-help.net/tw01/#DCOC

 もしある記事を他のページやアドレスに移動しても,同じ記事にジャンプするように,こちらで COCO に割り当てたアドレスも変更していきますので,COCO を使って呼び出している限り,アドレスか変わっても同じ記事にたどり着くことになります。たとえば将来,この方法がちょいと有名になっちゃって,単独ページの記事にしたとしても,上記の呼び出し方法からそのページを参照するよう,こちらで調整していきます。
 ですから該当記事に対して,リンクを張る場合や,「お気に入り/ブックマーク」に追加する場合は,「現在表示されているページのアドレス」ではなく,この COCO を使ったアドレスを採用していただけると,あとあとプロパティなどの「書き替え」の手間が少なくて済みますので,ご利用ください。

◆ 使用上の注意

 とはいえ,別にそのようなサービスをプロバイダのサーバ側で提供してくれるようになったワケではありませんから,いろいろと限界もあります。以下のような点にご留意の上,お使いください。
 ところでこの方法,ある意味「バリアフリー」にもなるのではないかと思うのです。
 情報を公開する際,その「ファイル名」をどうするかは,いつも悩むところです。探しやすい「ディレクトリ(フォルダ)」階層構造も含めて,分かりやすく,探しやすい名前にするにはどうすればいいかと,いつも考えながらアップロードするワケです。しかしこの方法,必然的に,アドレス全体が長くなってしまいます。
 一方で,その時に考慮し切れなかった事情などにより,前述のような「内容の引越し」が必要になることは十分考えられるわけで,日々移りゆくインターネットの環境下では,それを回避するのはむずかしいと思うのです。
 だからと言って,「元々長い名前」から「やっぱり長い名前」に引っ越されると,そこへリンクを張ったページや,「お気に入り/ブックマーク」のアドレスを変更するのがタイヘンです。いや,「お気に入り」くらいだったら「お気に入りに追加…」し直せば済むのでしょうが,自分の制作したページからリンクを張ってくれている方や,マウスがうまく使えない人,音読ソフトでネットサーフィンをする視覚障害者などですと,アドレスを入力し直すのがひと労働……だったりすることもあるのではないかと思います。
 そんな時,この COCO を使ってリンクを張っておいたり,「お気に入り/ブックマーク」に登録しておけば,引越し後も変更の必要はありません。また,新たな記事を読みたい場合も,その記事に COCO があれば,サイトのトップ・アドレスの後ろに,#XXXX と数文字を付け加えるだけで,その記事を表示できます。これなら,マウスが使えなくても,キーボードから数文字打ちこめば済みますから,「ブライント・タッチ」ができる人なら,表示されているリンクをクリックでたどるより,記事探しの時間がグッと短縮できる……というワケです。

 このサイトの記事を見た人から,「その記事があるアドレスは,どこですか?」と聞かれたら,この記号を示して「ココです!」と教えましょう! (コレが言いたかった!Y(^O^)Y

 ま,ひとつの「ココろみ」ということで……しつこいですか? m(__)m


 

● 余談 [#DYDN]

◆ 融通の利かない「人間社会」(2005-04-17[#DYDN4]

「融通」は,字面から「ゆうう」だと思っていたら,「ゆうう」みたいですね(広辞苑)。「づ」は旧仮名使い扱いになってました。
 最近,コレといって仕事が入ってこないので,たまたま譲り受けて置いてあったハードディスク(中身だけ)を,現在使用中の Windows パソコンで使えるかどうか試してみた。
 他に「することがない」ワケじゃないけど,それなりに「ネタ」考える必要があるものなどで,長い時間集中して取り組んでどうこうなるものじゃない。一方,内臓ハードディスクの設置などは,パソコンの接続を全て外し,中を開ける必要があるので,ちょっとはまとまった時間がないとする気が起きない。でも,それができれば,内部でバックアップをとれるようになるので,機会があればやっておきたいと思っていた。

 いざ接続して起動すると,「ハードウエアの一覧」にディスクが1台増えていたので,「装置が接続された」という「認識」はしている。ところが,「マイ・コンピュータ」内のアイコンは増えていない。これでは「ハードディスク」の役は果たせない。
 「もしや……」と思い,“FDISK”を実行。(スミマセン。以降しばらく,よくわからない「専門用語」は読み飛ばしてください)DOS 領域を作成して再起動したところ……お! キチンとドライブが表示されました。フォーマットをかけて再び再起動。プロパティを見ると,

容量: 234MB

 「少なっ!」……まぁでも,ちゃんと「読み書きできる」状態になりました。それに「バックアップ」だったら,必要最小限のファイルを圧縮して収納するようにすれば,役に立たない容量じゃない。変更の必要ない「記録ファイル」や,デカいファイルは,CD-R に取り出してしまえばいい。
 しかし,いかんせん,取付け金具がなかったうえ,パソコン内に「仕切り」なんかあって,引き回すケーブルの長さが足らず,結局「内蔵させる」のは断念しました。
 「おや?」と思われる方もいるかもしれません。確かに,たいていは「実装場所(『ベイ』と呼ばれたりします)」が用意されていれば,その近くまでケーブルがきているものです。実際そうだったのですが,じつはそのハードディスク,元々 Mac で使われていたものなのです。というと,やはり「えっ?!」と思われる方もいると思います。そう,Mac と Dos/V のハードディスクは,インターフェイス(接続の規格)が異なり,そのままでは接続できません。Mac で使われているのは SCSI(「スカジ」と読んだりする)と呼ばれる規格ですが,じつは私のパソコンにはそれも追加で実装済みで,内部で接続できるようになっていたのです。つまり,内部の「仕切り」は,元々の接続規格なら邪魔になるハズないのですが,追加実装した SCSI 接続装置からは迂回する必要があり,手元のケーブルでは短かった……というワケです。
 それにしても,「金具がない」とか「ケーブルの長さが足りない」などといった物理的な事情さえなんとかなれば,Mac と Dos/V……元々異なる接続規格の装置でも,使えてしまうワケですよ。これがひと昔前の「機械」だったら,微妙な機種/規格の差で,使えなくなってしまったりしたものです。ある意味,現代の情報機器は「融通が利く」ようになったものだなぁと,感心してしまいました。一方「人間はどーだろーか」と考えたら……ちょっとため息が出そうになりましたね。

 少し前,ある方のある作業を見せてもらいました。その内容とは……

  1. インターネットに接続し,メール・サービスのページにログインする。
  2. フロッピーを開き,その日の日付けを名前にしたフォルダを作成する。
  3. 新着メールを表示させる。ここで何度か読み込みが中断することがあり,その度に「更新」ボタンを押して,最初から読み直す。
  4. ワープロソフトで新規文書を作成する。
  5. メール・サービスの画面から,タイトルと本文を文書に貼り付ける。
  6. 文書全体を 24 ポイント程度の大きな文字にする。
  7. その文書を,差出人の名前で,フロッピーに作ったフォルダに保存する。
  8. 印刷する。
  9. 3〜8 を,新着メッセージの人数分繰り返す。
……これを,1週間に一度程度,チマチマと行っているのだという話。見るからに,あまりにもたいへん。

 じつはこの「面倒な作業」をしているのは,療育施設の療法士の方。もちろん,本人がメールのやり取りをするのに,そのような作業をする必要はありません。このメールのやり取りの本人は,その施設の入所者で,普段は少し離れた部屋で,パソコンをお使いになっている方。
 でも,パソコンを使える方だったら,べつにわざわざ離れた部屋にいる先生がする作業でもなさそうな気もします。ところがその方の部屋では,「電話が使えない」らしいのです。施設備え付けの電話はもちろん,「医療の現場」ですから,携帯電話や PHS も,「病院用」に製造されたものでないと使えません。つまり,その方のパソコンのある部屋から「ネット」のできる環境は,ことごとくツブされているのです。「公衆電話くらいあるだろう……」と思った方はスルドい! そう,最近の公衆電話には,モデムを接続するモジュラジャックが付いて……いない! のです,その施設の公衆電話には!
 結果として,パソコンがあって,プロバイダへの外線接続を許されているその先生の部屋だけが,メールをやりとりできる唯一の場所。もちろん,LAN などの通信設備はありますが,それは「情報漏洩(ろうえい)」などの点からみても,接続は危険。となれば,とりあえずは多くのパソコンに設置されている「フロッピー」と,コンピュータなしでも読める「紙」だけが,その方のメッセージを伝達する媒体(ばいたい:個人的には,この字で「メディア」と読むこともある)だというワケです。

 まぁこういったことは,その施設に限った話ではないのでしょうけど。でも,これほど「インターネット」が普及し,「コミュニケーション」に利用する障害者が増えても,それをある程度の「自由度」で利用できるのはごく一部に限られ,なかなか整備が広がらない現実には,ちょっとあきれちゃいますね。
 だからと言って,こういった状況を「どう思うか」と責任者に問うたところで,せいぜい「仕方がない」という返事が返ってくるだけでしょう。でも,それで済む話なのだろうか。
 その作業,もちろん,本人が自分の部屋でメールを確認できれば,その先生がする必要はなくなります。届いたメールの件数にもよりますが,週に1回,10 分〜数十分程度の時間をかけているようです。仮に平均 15 分かかっていたとすると,年間の累積は「13 時間」! 「療法士」としての本来の仕事以外の作業を,「仕方がない」と言いつつさせておけるほど,人員は足りている……ということなのでしょうか。もし公立の施設だとすれば,その「仕方がない」作業時間に「税金」が使われていることにもなります。

 そりゃあ「事情」も多々あるでしょう。「外部接続できるようにすれば済む」といった単純な話ではないと思います。前述の「情報漏洩」や,同じ部屋の他の入所者との格差,故障時の対処……。でも,どれも「解決しないからと言って後回しにできない問題でもない」ンじゃないかとも思います。「情報漏洩」などは,これも前述どおり,施設の LAN に接続をしなければいい話ですし,「ネットしたい人」だけ,接続できるよう整備した特定の部屋に集めることも「絶対できない」ことでもないよーな気がします。故障については,私はその施設で,何度か個人的に調整を頼まれたりしています。つまり,「ちょっと詳しい人」が見れば済む場合もあり,それでダメだった時,業者に修理に出すことを考えればいいだけの話です。
 「施設」という,ある意味「外部と(へだ)てられた空間」で生活しなければならない方々こそ,そういった「外部とのコミュニケーション手段」は不可欠。それでも「メールさえできるようにしない」のでは,状況的に,単なる「イヂワル」と区別がつきません。そのような施設の責任者は,もっと融通が利かないと,「入所者の『生活の質』や利便性,人員の有効活用」の向上など図れないのではないかと思うのですがねぇ……。

 さて,一方私は,ちょーど「ワード」のマクロなどで使われている「VBS(ビジュアル・ベーシック・スクリプト)」の使い方を憶えたいと思っていたところだったので,「練習」の意味で,それらの作業をなんとか簡単にするものができないか考えてみました。
 いろいろ調べながら試しているうち,前述の箇条書きにした操作項目の 2,4,6〜8 を,ボタン1つで処理する「フォーム」ができあがりました。
 具体的には,まずその「フォーム」が組み込まれている文書を開くと,「タイトル,差出人,内容」という3つの記入欄のある画面が現れます。ホームページなどにも時々見られる,その「記入欄」のことを「フォーム」と言います。そしたら……

  1. 各欄に,それぞれ該当する項目を,メール・サービス画面から「コピー & ペースト」。
  2. 下にある「文書作成 & 保存」というボタンを押す。
これだけで,予め指定した場所……この場合は「フロッピー」に,その日の日付けのフォルダが自動で作られ,フォントも大きくされて,「差出人」に記載した名前で文書が保存されます。あとは,人数分「コピー & ペースト」してボタンを押せばいい……といったよーな「マクロ」ができたのです。のちに,自動で印刷する機能も付加しました。

 昔の「ワープロ」では,購入したものに元々ある機能「以上」のことをさせるのはまず不可能でした。ところがこのように,最近の一部のソフトにある,「マクロ」と呼ばれる,一種の「プログラム機能」を使うと,自分にあった機能を作り,付加させることができます。
 特に「ワード」などに使われる VBS は,柔軟かつ細かい設定が可能なもので,この使い方を知っていると,自分なりに「機能アップ」をすることが可能で,スゴく便利! たいへん融通が利くようにできているわけです。

 でも何で「マクロ」みたいな機能が必要になるのかと言えば,その分「人間の側」に融通が利かないから……なのかなぁ,と思うと,ちょっと悲しくなりますね。療育施設を運営する側が,その入所者の部屋からのネット接続を許さないがために,「マクロ」の出番になったと……。

 使わなくなった Mac から取り外したハードディスクを,接続規格の異なる Dos/V パソコンに接続し,「機種の違い」を越えて活かすことができてしまう一方で,世界のどこかでは「考え方が違う」とかいう理由で,「人間同士」で殺し合いしていたりするワケですよ。
 そのハードディスクの作業中,テレビのニュース(といっても,テレビ音声の入るラジオで聞いていたのですが)では,「育児休暇の採用促進」の話題が流れていた。いつもどおり,「企業に利用を働きかけて行く」といった話でしたが,それにしても,「少子高齢化」の問題共々,いったいいつまで同じ議論をしているのでしょうか。別に「療育施設」でなくたって,「運営者」の融通のなさはどこも一緒。「働きかけ」ったって,せいぜい「お願い」みたいなビラを配布する程度のことでしょ。それで,長い間の懸案が「(こんどこそ?)改善する」と考えているのだろうか。なぜ具体的に「補助金」などの「推進制度作り」のような方向に動けないのか……と言えば,やはり「役人」も「政治家」もまた,融通が利かない人たちでした。

 「少子高齢化」を問題にしている一方で,「定率減税」を廃止し,子育てや介護が必要な家庭の負担を増やす。経済がデフレにあえぐ中,「税込み表示」を義務化して,「値札」を替えるのが負担となる小売店は,泣く泣くその「消費税分」売価を下げる。過去にも,経済の更なる冷え込みが懸念されている中で,消費税が 3% から 5% に引き上げられた時,その「懸念」が「現実」となっている。たしか当時の総理大臣の橋本龍太郎氏も,のちにそう認識したようなことを言っていたと思うが,その教訓は「これっぽっち」も活かされちゃいない。党利,党略,省庁間の許認可権などが絡むややこしい問題は,どんなに重要でも「先送り」するクセに,国民の負担を増やすようなことは,現状など一切省みずに「予定通り」実行してしまう。それは「現状を見きわめ,融通を利かし」て,臨機応変に対処する「頭がない」からだ,と私は思っている。

 私のパソコンは,少し奥まったところに設置してある。だから,ハードディスクを取り替えようと思ったら,手前に並んでいる本などを少し出す必要がある。それらの本の中に,以前読んだ

「人間を幸福にしない日本というシステム」
原題(?): The False Realities Of A Politicized Society
カレル・ヴァン・ウォルフレン 著/毎日新聞社/1994

というタイトルの本があった。マサにその通り! 幸福になろうと思ったら,政治家,役人,その他「融通の利かない人々」と,いかに「まともに(わた)り合わずに過ごすか」が,鍵になると思っている。
   

● お願い

 じつはこのサイトの主催者は,2001-5 までインターネットのできるパソコンを持っていなかったので,その頃までメールアドレスは未公開でしたが,今はもう大丈夫です! 以下までお問い合わせください。
 

● 作者(お問い合わせ先)

石川 雅章    ISHIKAWA, Masaaki

TREE-WARE Tel. 0424-85-8959(リダイヤルで FAX 受信可能)
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