「そんなの分かっている。[A] のキーを押せばAの字が入力できて,[B] のキーを押せばBが入力できるんだろ」……と思っている人も多いと思う。間違いではない。が,キーボードのキーには,文字入力以外の機能を持つものもある。矢印キーくらいなら使ったことがある人も多いと思うが,[HOME] や [END] というキーを使ったことはあるだろうか。じつは,そうした「文字以外のキー」の中には,使い方を知っているとけっこう便利な機能を持つものもある。[TAB] や [ESC] キーでアプリを切り替えたりメニューを表示させたりできることを知っているだろうか。[Page Up] や [Page Down] で,見ているウェブページの「タブ」を切り替えられることをご存知だろうか。
筆者は普段からそうした使い方をしていて,パソコン操作のほとんどはキーボードでできるため,マウスにはあまり触れない。操作の途中でいちいちマウスに手を伸ばし,目的の場所まで持って移動させる手間が省けるため,早い操作が実現する。
マウスを使わず様々な操作が可能ということは,「マウス」が使えない人もパソコンを操作できることを意味するわけで,「バリアフリー」にもつながると思う。
この記事シリーズでは,キーボードのキーひとつひとつについて詳しく説明する記事を,逐次追加していこうと思う。
なお,以下には各記事を機能別にまとめたものを掲載していく。ただし,文字入力キーで,そのものの文字入力機能の掲載は省略した。
● あいうえお
◆ IME オン/オフ
◆ 「アドレス(場所)」のプルダウンメニューを表示
◆ アプリの切り替え
◆ 1倍表示(お絵描き系ソフト)
◆ 1倍表示(ブラウザなど)
◆ ウィンドウ(窓)を閉じる
◆ 英数(全角)にする(日本語変換)
◆ 英数(半角)にする(日本語変換)
● かきくけこ
◆ カタカナ(全角)にする(日本語変換)
◆ カタカナ(半角)にする(日本語変換)
◆ 画面いっぱいに広げる(全画面表示)
◆ 記事に含まれる文言の検索(ブラウザ)
◆ キャンセル(取り消し)
◆ 切り替え(アプリの)
◆ 切り換え(表計算の編集モード)
◆ 検索(ファイルやフォルダの)
◆ 検索(文章や記事に含まれる文言の)
◆ 原寸表示(お絵描き系ソフト)
◆ 原寸表示(ブラウザなど)
◆ 更新
◆ 50%(二分の一)表示(お絵描き系)
◆ コンテキストメニューの表示
● さしすせそ
◆ 最新の状態を表示
◆ 再読み込み
◆ 実行
◆ 縮小表示(ブラウザなど)
◆ スタートメニュー表示
◆ 説明の表示(ヘルプ)
◆ セルの書式設定(表計算)
◆ 全角英数にする(日本語変換)
◆ 全角カタカナにする(日本語変換)
◆ 全画面表示
● たちつてと
◆ タブ,またはファイルを閉じる
◆ 等倍表示(お絵描き系ソフト)
◆ 等倍表示(ブラウザなど)
◆ 閉じる(ウィンドウ〔窓〕を)
◆ 閉じる(タブを)
◆ 閉じる(ファイルを)
◆ 取り消し(キャンセル)
● なにぬねの
◆ 名前の変更(ファイルやフォルダの)
◆ 2倍(200%)表示(お絵描き系)
◆ 二分の一(50%)表示(お絵描き系)
◆ 日本語入力モード切り替え
◆ 入力支援(ワープロで文例などを出す)
◆ 入力モード切り替え(日本語/半角英数)
● はひふへほ
◆ 「場所(アドレス)」のプルダウンメニューを表示
◆ 半角英数にする(日本語変換)
◆ 半角カタカナにする(日本語変換)
◆ 100% 表示(お絵描き系ソフト)
◆ 100% 表示(ブラウザなど)
◆ ひらがなにする(日本語変換)
◆ ファイルやフォルダの検索
◆ ファイルやフォルダの名前の変更
◆ ファイル(またはタブ)を閉じる
◆ 文例などを出す(ワープロの入力支援機能)
◆ ヘルプ
◆ 変更(ファイルやフォルダの名前の)
◆ 編集モードの切り換え(表計算)
● まみむめも
◆ 窓を閉じる
◆ 「見出し1」を設定(ワープロ)
◆ 「見出し3」を設定(ワープロ)
◆ 「見出し2」を設定(ワープロ)
◆ (コンテキスト)メニューの表示
◆ (スタート)メニューの表示
◆ メニュー(バー)をプルダウン表示
● らりるれろ
◆ 例文を呼び出す(ワープロの入力支援機能)